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【元商社マンの感想】下町ロケットがブラック企業と感じてしまう様になってしまった僕的理由【ドラマ/レビュー】

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Photo by Jhosie Espantaleon on Unsplash

 

こんにちは、青色申告です。

 

この前ドラマを見ていて、思ったことがありました。

 

佃製作所ってブラック企業じゃない?

 

なんて。

 

でも世間的には理想的な職場という雰囲気でした。

 

これが本当のブラック企業の本性なのかもと思いました。特段書くこともないかなと思ったのですが、僕の愛読しているスマートニュースでこんな記事が出てきたので、ちょうどいいやと自分なりに思ったことを書いてみようと思います。

 

 

www.itmedia.co.jp

 

【目次】

 

佃製作所がブラックだなと思ったところ

 

  • を大事にする
  • 定時帰りする軽部社員をのけものにする
  • やる気という名の残業ですべてを乗り越えようとする
  • 帝国重工がさも悪のような構図だが、実際ビジネスとしては超普通
  • むしろ帝国重工、ホワイトすぎて涙が出そう。

 

と言った点がありました。

 

おいおい、夢ややりがいがあっていい会社じゃないか!

定時で帰れなない会社なんてたくさんある中で雰囲気が良ければOKじゃないか

 

って意見もありますよね。わかりますわかります。

 

やる気に満ち溢れれすぎて、発光しそうな熱血漢はいうでしょうね。

 

実際に働く若者から見える佃製作所

 

でも今の20代は全くそう思わない世代になってしまっているんです。確かに高度経済成長を支えた世代にとっては馴染みやすいドラマだったことでしょう。感情移入がしやすい勧善懲悪なドラマだったに違いないことでしょう。

 

また、就活をしている学生にとっても「こんな会社に入りたいな」「こんな雰囲気のいい会社に入りたいな」って思った人もいるかも知れません。

 

でも、きっと働き始めて3年ぐらい経過した「半ば終わった若者」はどう思うのでしょうか。きっとやばい会社だなと思う人が多いのではないでしょうか。

 

いや、まだ足りません。まだいい会社に見えてしまうかもしれません。まだ帝国重工のようなホワイト企業にいて、「本当はもっとバリバリ働きたい!」とか考えて、ベンチャーに転職しようとか考えている人にとっては「いい会社」に見えてしまうかもしれません。

 

甘い。甘露甘露。

 

帝国重工のようなところから、ベンチャーのような超最小零細企業で働いた僕からすれば、「やべえ会社やん」としか思いませんでした。

 

やる気に満ちた会社のヤバさ

 

何がやばいのか。

 

やる気に満ちた会社単体はいいと思うんです。存在は悪くありません。でも、そんな会社で働きたいと思った場合、もっと大事なことを考えなければなりません。

 

そんなにやる気に満ちた会社に入りたいのか?

 

ということです。

 

そこに入るメリットは、ただの「やる気と果てぬ夢」です。きっと、これを読んでもまだ「可能性」に希望を抱いている人は多いでしょう。でも現実は、仕事の対価と疲労が「夢」の正体を溶かしていきます。

 

もっと楽して働きたいな

もっと楽しく働きたいな

 

それが本当の正体と気が付きます。楽しそうな職場なら、楽しく働けるわけじゃないんです。自分はやる気もないし、定時で帰りたいし、残業しないで家族と時間を作りたいなって本当は思っているのに、それを達成できるのは「佃社長」のような人の側で働くしかないんだ!って勘違いしてしまうわけです。

 

いやいや、自分に限ってそんなことはないわ!!

 

って思うかもしれません。でも本当なのです。感情は都合のいいように形を変えていきます。夢もやる気も都合のいい現実に当てはめてしまうのです。

 

そうして、そんな会社に入ってみると、実は思っていた「やる気」ってのが一部の人だけ暴走していることにも気が付きます。大半の社員は「仕事」だからと割り切っているのです。

 

隣の芝生はそれはそれは青かったでしょう。

 

でも実際は漆黒のように枯れきっていたのです。

 

そんなところにいて残るのはなんですか?

 

お金も稼げない、ただの時間の苦痛の始まりです。

 

中小企業はすべてブラック企業か

 

僕はそうは思いません。数多くの中小零細企業のオーナー様と取引し、与信管理等々した経験からすると、ブラックではありません。世間的な意味でブラックではなく、そこに存在してなんとか経営している企業が存在していました。

 

僕が言いたいのは、佃製作所ってなんていい会社なんだろう!!って表現している構図がブラックだなということです。今の製作者サイドの年代からしてみれば「ホワイト」だなと思っていることも、視聴者サイドからすると「ブラック」に映るということです。

 

もしかしたら池井戸潤の経験が偏っている可能性もありえます。確かに銀行サイドから見れば、中小企業は弱者に見えて救いたい対象に見えてしまうこともあるでしょう。僕も商社にいたときはそのようにも見えていました。

 

しかし、実際に「やる気に満ち溢れて見えるモノづくり零細企業」に入ってみると現実は違います。思い出すのは、ただ「疲労感」だけです。それは、よくあるブラック業やん!って言葉しか思いつかない「働く側」の感情があるのです。

 

下町ロケットがブラック企業と言われる時代になった

 

やる気と根性で乗り越える、そんな理想的な「ドラマ」を欲しているのは中年のはずです。テレビの視聴をしているのは軒並み40代以上だと思います。

 

今の20代はNHKにお金を支払う理屈も理解できないので、テレビを持たず、AbemaTVを見て、TVerで好きなドラマだけを見て、YouTubeで好きなものだけを見ます。

 

夢や希望がなくなったわけではありません。世界を変えてやろうと思っている若者がいないわけではありません。すごいビジネスをしてやろうと思っている若者がいないわけではありません。

 

その実行方法が佃製作所方式だと、コスパが悪いんです

 

いまはネットでできるし、個人で動いたほうが早い。残業をして、下積をしてというのは古すぎる上にストレスと疲労しかないんです。

 

なんで疲労に感じるか。それは、もっとコスパのいい方法を知ってしまっているからです。年配の人はそれしかないと思うからストレスがない。だからできるんです。マジで怖い。成功体験からの強要ははまじで拷問

 

きっとかかる労力は変わりません。ただそれならストレスがかからないほうがいいじゃないですか。軽部も定時で帰宅してからちゃんと仕事してるわけですよ。まじで軽部が今の正しい形。みんなやってるからお前もやれはまじで怖い。

 

昔はやる気があるいい会社も時代が変われば「ブラック」に見えてしまう。これは価値観の移り変わりです。佃製作所がブラックに見えるから「悪い会社」というわけではありません。

 

ぼくが本当に思うのは、ブラックな会社でもいいから、それを強要しないで選択権を自由に与えてくれるだけでホワイトに近づくのにということです。

 

佃社長が納期がクソやばいギアのために一言

 

「まじで残れるやつだけ残ってくれ

残業代は出ないかもしれない

きっと出ない

でもその後一ヶ月休んでいい

てか、まじで帰ってもいい。

いやむしろ、3人だけ残ってくれ

お前とお前

 

いやむしろ、残るな

いや、納期無理だな

断ろ」

 

って一言言ってくれるような会社だったらきっと瞬時に

 

いい会社やーーー!!

 

って狂喜乱舞するのです。絶対そう!!

 

まじで断れない経営者がいる会社はホントやばい

不測の事態に備えて経営してないのはかなりやばい

 

以上思ったことでした。

 

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